スズキエブリイK6Aトラブルシューティングの続きです。

このエンジンは2番シリンダー排気バルブNGという持病でコンプレッション不良となったエンジンですが、


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純正カムシャフトは青棒とバフでカッチリ磨いておきます。磨いたからと言って劇的なパワーアップはしないんですが、純正以上の面仕上げにしときました☀

燃費やムダなフリクションロス(抵抗力)を少なくすることで潜在的なパワー(もともと発生できる性能)をできる限り有効にします。


このあと、NGパーツの交換に併せてクランクシャフトも青棒バフ掛け(酸化クロムラッピング)していきます🎵
定番ですね✨

チューニングパーツを使わないけど純正パーツをチューニングする。
高価なカムに変えても、純正カムのままでも、絶対にフリクションロスは無くなりませんからね。


どこまでムダなロスを少なく組めるかが大事。


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このエブリイK6Aエンジンの場合、
磨耗して小さくなってしまった排気バルブ1本替えるだけでもおおむねエンジンのコンディションは回復するでしょう👍
※小さくなってしまったバルブのせいでコンプレッションが抜けていた。


にも関わらず、その他のあちこちに手を加え、パーツをNEWに換えていくのはオーバーホールの定番です。


【オーバーホールのついでにリフレッシュする】

レースカーのエンジンみたいに頻繁にエンジン降ろしたりばらしたりはしないのが一般的な自動車の使い方(エンジンオーバーホールするなんて普通の自動車整備工場ではほとんどしないですw)ですからね。


自分のエンジンで自分が使うとなれば、もっと極端な加工やメニューにしますけど、今回のように普通のエンジンオーバーホール、トラブルシューティングにも研磨などの修正は加えます🎵




K6純正カムのプロフィールを確認して、開き始めと閉じ終わりをフリーハンド修正しましたw
(ちょいハイカム加工です✨)

10万キロオーバーのK6エンジンはバルブシートのヘタリも有るので、シム調整でエンジン性能が生き返ります🎵

今回は一般的なシム調整のついでに、

カム修正(カムノーズ磨耗分をベースサークル研磨でリフト量を回復させる)です。
これにより、バルブリフトとバルブ作用角が少し増えました🎵


エンジンに手を加えるたびに純正パーツをチューニングしておきましょう。


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スズキエブリイ62Vエンジン始動



オーバーホールして無事に滋賀県でエンジン始動しました🎵




(*´-`)また来てね!





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